posted by ズキズキ on 7 月 28
夏本番、連日30度を超える夏日を記録しています。
この季節は、高校野球の地方予選などで、応援をしていた観客が「熱中症」で病院に運ばれたというニュースが後を絶ちません。今回はこの「熱中症」についてご紹介していきましょう。
「熱中症」は、熱射病や日射病などの総称で、 「高温下での運動や労働のため、発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気。体温上昇、発汗停止とともに、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、虚脱、けいれん、精神錯乱、昏睡などを起こし、生命の危険を伴うこともある」という恐い病気です。
熱中症のメカニズムを理解するために、ヒトの身体の体温調節の仕組みをみておきましょう。
(1.) 皮膚の表面から空気中へ熱を放出する
(2.) 汗をかき、蒸発するときに熱を奪う働き(気化熱)を利用する
体温よりも気温が低ければ体温の上昇を抑えることができますし、湿度が低ければ汗をかくことで熱が奪われ、体温をコントロールできます。
しかし、気温が体温より高くなると空気中への熱の放出が難しくなるため、体温調節は発汗に頼ることになりますが、真夏日によくあるように、気温が高くて湿度も75%以上になると、汗をかいても流れ落ちるばかりというケースがあります。こうした場合、汗はほとんど蒸発しなくなるため、発汗による体温調節すら事実上できなくなってしまいます。
熱中症は、このようにして体温を調整する機能がコントロールを失い、体温がどんどん上昇してしまう機能障害なのです。